英国パラソル奇譚3 アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う 【小説】

    ゲイル・キャリガー著作の英国パラソル奇譚シリーズ第三巻「アレクシア女史、欧羅巴(ヨーロッパ)で騎士団と遭う」です。

    前巻で、コナル・マコン卿から不貞を疑われて追い出されたアレクシア・マコンは、
    とりあえず実家に戻っていました。

    しかし、世間ではアレクシア・マコンが不貞による懐妊で追い出されたことが知れ渡り、
    実家にいることもままならぬ事になったところへ、
    謎の機械仕掛けのテントウムシ軍団に襲われ命を狙われることに。

    と言うわけで、
    前巻で親交を深めたマダム・ルフォーと秘書のフルーテと共に、
    フランスからイタリアへと向かうことに。

    旅の目的は、
    テンプル騎士団が持つ秘密。

    ソウルレスと人狼の間に子供が出来るのかを知っている可能性があるテンプル騎士団。

    しかし、テンプル騎士団は、
    人狼や吸血鬼を忌み嫌い殺すことが仕事の集団。

    フランスからイタリアへ向かう間にもアレクシア・マコンは、
    命を狙われ、
    無事にイタリアへ行き、懐妊の秘密を知ることが出来るのか。

    そして、アレクシア・マコンの命を狙うのは一体誰なのか。

    なんて感じで、今までのミステリー風な感じから、
    冒険活劇的な展開へと物語は変わっていきます。

    ついでにアレクシア・マコンの父親の事も少しずつ分かってきます。

    ロマンス的な部分では、
    二人は再び仲良くなれるのか、
    と言うところは野暮ってもんですね。

    アレクシア・マコンの友人であるアイヴィは、
    前巻の最後に駆け落ち同然でタンステルと結婚してアイヴィ・タンステルとなりました。

    意外なことに、
    アイヴィ・タンステルは、実はとても頭がよろしいようで、
    新聞の切り抜きの件なんかは、
    頭の良さを感じ取れましたね。

    さてさて、
    次巻は「アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂う」です。

    土地の名前がタイトルに入っていないので、
    次はイギリスから出て行くことないようです。

    でも女王陛下が暗殺される事件が起きるようですが、
    それ以上にアチキとしては、
    アレクシア・マコンのお腹の中にいる子供がどんな子供なのかの方が興味津々です。





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    英国パラソル奇譚2 アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う 【小説】

    英国パラソル奇譚シリーズの第二巻です。

    「アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う」と言う事で、
    今回は、飛行船に乗って人狼城へと向かうお話しなんだなぁ、
    と言うことが分かるタイトルです。

    さて、
    ここから先は、まだ一巻を読んでいない人には、
    ネタバレになってしまう部分もあると思うので、
    いつか読んでみたいと思っている人は、
    読まない方がよいかな。

    と言う事で、
    前巻で、無事事件を解決し、
    マコン卿と結婚してレディ・マコンとなったアレクシア・マコン女史。

    今回は、
    なんと、異界族が人間になってしまうと言う怪異現象がロンドンで勃発。

    そんなことが出来るのは、
    反異界族であるアレクシア女史だけなのに、
    それも広範囲で一斉にそんなことが出来るとは、
    何の秘密兵器なのか。

    そして、人間化現象は、
    ロンドンから移動していることが判明。

    これは一大事だと、
    アレクシア女史は、
    その元凶であると予想される人狼団を追って飛行船でスコットランドへと向かうのでした。

    アレクシア・マコンとコナル・マコン卿のラブラブぶりは、
    前巻以上で、
    それに当てつけられたのか、
    アレクシアの友人であるアイヴィ・ヒッセルペニーが婚約。

    でもこの婚約も最後には大変な騒動を巻き起こしたりします。

    そして、新たに登場した謎のフランス人女性マダム・ルフォー。

    「アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う」では、
    人間化現象の謎は解き明かされますが、
    全ての謎が解き明かされるわけでなく、
    最後には、新たな局面へと展開していって終わりになります。

    今回のラストのエピソードは、
    アレクシアに触られた異界族は人間になってしまうのですから、
    当然、アレクシアに起こった変化も普通のことなのに、
    どうも長生きしていると、
    そう言う基本的な事が分からなくなってしまうようです。

    と言うわけで、
    今は第三巻の「アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う」を読み始めております。

    どうなってしまうんでしょうね。

    ワクワクドキドキですよ。




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    英国パラソル奇譚1 アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う 【小説】

    英国パラソル奇譚シリーズの第一巻「アレクシア女史、倫敦(ロンドン)で吸血鬼と戦う」です。

    前々から気になっていた本でした。

    まずタイトルが気に入ったのと、
    (ちなみに原題は「ソウルレス」です。いやー、素晴らしい邦題ですなぁ)
    ついでに表紙の画も気に入ったと言うことで、
    読んだんですけど、
    アタリでしたね。

    昔から表紙の画とタイトルで本を選んだりしているから、
    今回特別って感じではないんですけどね。

    SFはアートだ、と言う名言からも分かるように、
    表紙の画が素晴らしいとワクワクしちゃうじゃないですか。

    ファンタジー小説だってそうです。

    昨今ではライトノベルはまさにその流れで作られているけどね。

    さて、中身ですが、
    タイトル通りのお話しです。

    オールドミス(と言っても26歳だけど)で、
    イタリア人の血が流れていて、
    鼻が大きくて色黒で、
    そして、生まれつき魂がない。

    それが、主人公のアレクシア・タラボッティです。

    スチームパンク的な世界観と、
    吸血鬼や人狼が一緒に生活する英国。

    家族からは、行き遅れのためイヤミを言われ、
    (家族と言っても母親が再婚したので異父妹が二人で、一番嫌みを言うのは母親だったりするんですけど)
    パーティーに出席しても楽しみは料理だけ。

    その唯一の楽しみの料理がたいしたことがなくて、
    図書室で本を読んでいたらいきなり吸血鬼に襲われてしまうアレクシア・タラボッティ。

    しかし、彼女は魂無き者「ソウルレス」。

    彼女に触れた異人種は、
    触れられている間は、普通の人間に戻ってしまいます。

    普通の人間は彼女の資質を知ることはなく、
    ロンドンにいる異人種は、みんな知っている事実。

    それを知らない吸血鬼がいたなんて、
    と言うところからアレクシアは事件解明のために色々と動き回ります。

    異界管理局(警察みたいな所)のボス、コナル・マコン卿(人狼)との悶着もあったり、
    吸血鬼の女王に呼び出されたり、
    わけの分からない男に襲われたりと、
    大変な目に遭います。

    そんな中、しっかりとロマンスを成就させたりして、
    オールドミスも伊達ではないです。

    今は、2巻目の「アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う」を読書中。

    いやー、面白いですよ。

    と言うわけで、
    表紙とタイトルが気に入ったら是非ご一読を。

    お薦めです。





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    新訂版コナン全集5 真紅の城砦 【小説】

    ふう。

    楽しく読み終えました。

    コナン・シリーズ第5巻です。

    ヒロイック・ファンタジー小説の傑作ですよ。

    遂に、コナンが王様、キングなったエピソードが載っています。

    盗賊から傭兵、海賊と色々とやってきたキンメリアのコナンですが、
    遂に王様ですよ。

    「新訂版コナン全集5 真紅の城砦」には、
    3つのお話が掲載されています。

    「黒い異邦人」に「不死鳥の剣」、
    そして本のタイトルにもなっている「真紅の城砦」です。

    この他に資料として「辺境の狼たち」という小説の草稿゛掲載されていたりします。

    「黒い異邦人」は、
    まだキングになっていません。

    イメージとしては、
    前巻からの流れに直結する感じで、
    ピクト人から逃げていて、
    そこであるモノを見つけます。

    そのあるものとはお宝で、
    実はこいつを狙っていた連中がおり、
    このお宝の近くに城を築いて都から逃げてきた伯爵が住んでいて、
    三者三様の思惑が交差して物語が展開していきます。

    「不死鳥の剣」は、
    アキロニアのキングになったコナンのお話。

    よそ者の蛮族に王位に就かれて腹立たしい人間たちがいて、
    そいつらとコナンの戦いが繰り広げられます。

    最後に「真紅の城砦」です。

    王となってはじめて敵国につかまってしまうお話。

    そこから脱出し、自国を守れるのかコナン王よ、
    って感じのお話ですね。

    今までもコナンは、俺様でしたから王様になってもある意味変わらなかったりもしますが、
    今までは自分のためという行動も、
    今度は国民のためという行動原理が働いており、
    実に王様らしいコナンが観られます。

    蛮族としての荒々しい戦いぶりなんかも王様になっても健在なので、
    そういう意味では王様といえどもコナンにとっては一つの職業に過ぎないという感じです。

    いきなり「新訂版コナン全集5 真紅の城砦」から読むというのも一つの手ではありますが、
    アチキとしては、
    やはり盗賊から、一匹狼の頃から出世していくコナンを体験して欲しい気もします。

    まぁ、どこから読んでも楽しめますので、
    手に入る本から手にとってご一読くださいな。

    面白いでっせ。





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    新訂版コナン全集4 黒河を越えて 【小説】

    ロバート・E・ハワードのコナンシリーズでも評価の高い中編小説「黒河を越えて」が収録されている「新訂版コナン全集4 黒河を越えて」です。

    「新訂版コナン全集4 黒河を越えて」には、
    三編の小説が掲載されています。

    「赤い釘」
    「古代王国の秘宝」
    そして「黒河を越えて」です。

    「赤い釘」は、
    海賊の女首領ヴァレリアが登場します。

    グラマラスな美女は、
    コナンシリーズにいっぱい出てくるのですが、
    それこそ、毎回ヒロイン的な存在として、
    しかし、ヴァレリアのような戦う美しい女性というのは、
    少ないですね。

    日本のこの手のファンタジーでは、
    いっぱい出てくるんですけどね。

    で物語は、
    なんだかんだあって、
    古代の遺跡のような城に入ったコナンとヴァレリアが、
    その城の中で繰り広げられている戦いに巻き込まれてしまうお話です。

    「古代王国の秘宝」は、
    いつものように傭兵をやっていたコナンが、
    ちょっと立場がやばくなってきて、
    古代秘宝を盗んでやろうというお話。

    特筆すべき部分はありませんが、
    強いコナンの活躍はしっかり楽しめます。

    そして、評価の高い「黒河を越えて」では、
    こちらもいつものように傭兵をしていて、
    国境警備隊に所属しており、
    そこでの一悶着を描いております。

    この物語では、
    コナンの他にバルトゥスという若者が出てきます。

    この男が、
    コナンと共に行動します。

    そして、最後に酒場でのシーンがあるのですが、
    それまでの戦いに思いを馳せたりするんですよね。

    いつもなら戦い終わって、
    さぁ、次行くぞっ、
    って感じで終わるんですけど、
    ちょっとと哀愁を漂わせて終わるというのは珍しいです。

    まぁ、そんなこんなで、
    三編とも良くできています。

    良質のヒロイックファンタジー小説を読みたいなぁ、
    なんて思っている方には是非お薦めですね。

    コナンシリーズは、
    どこから読み始めても楽しく読めるので、
    手に入る巻から読んでも良いと思いますよ。

    実際、街中の本屋さんでは置いてあるところはほとんどないと思うし。

    逆に置いてあったら驚くぐらいそこはマニアな本屋でしょうね。

    なので大きい書店か、通販でお求めになるしかないので、
    ちょっと手に入れるにはハードルが高いですが、
    その苦労は報われるおもしろさだと思っています。




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    tag : ファンタジー 怪獣 アクション 冒険 バイオレンス ちょいエロ ロバート・E・ハワード

    新訂版コナン全集3 黒い予言者 【小説】

    ファンタジー小説、それもヒロイック・ファンタジー小説というのは、
    今でこそ掃いて捨てるほど存在し、
    それこそ、日本人の作家による日本製のファンタジー小説やヒロイック・ファンタジー小説もごまんとありますが、
    やはり、元祖というか、始祖というか、何というか、
    「コナン」という存在を知ってもらい、
    尚かつ、読んでいただきたい。

    ファンタジー小説、ヒロイック・ファンタジー小説のファンなら自分の趣味嗜好に合っていると思ったら読んで欲しいかな、
    っていう感じですが、
    ファンタジーやヒロイック・ファンタジーの物語を作り出そうとしている作家やクリエイターの方々には、
    必ず読んで欲しいです。

    と言うことで新訂版コナン全集3巻「黒い予言者」です。

    中編が三編に未完成作品の梗概と草稿が一作という構成です。

    表題の「黒い予言者」は、
    コナンとコナンが攻め込もうとしていた国の女王とのお話し。

    コナンは女王といっても王の妹という立場の女性を誘拐。

    捕虜になっているコナンの仲間と交換するつもりでいたが、
    コナンたち以外にも色々と動く存在が。

    コナンの物語はストレートな話が多いのですが、
    「黒の予言者」は、複数の人物たちの思惑が絡み合っていく話で、
    最後は、すかっと終わって「コナン」シリーズの中でもお気に入りの作品です。

    他には「忍びよる影」と「黒魔の泉」があります。

    「忍びよる影」は、砂漠で逃げ込んだ都が、
    実はこの世のモノではない存在がいる場所という、
    「コナン」シリーズでは定番の設定の物語です。

    「黒魔の泉」のそういう意味では、定番の設定ですね。

    海賊の仲間になって、
    そこで自分の地位を高めて海賊のボスを殺してトップになり、
    未開の地で黒魔術をつかう原住民と戦って逃げる。

    どの物語もそうですが、
    基本的に美女が出てきます。

    ヒロイン的な存在ですね。

    今回もそれぞれの物語で魅力的な美女が出てきます。

    やつぱり「黒い予言者」に登場する王妹ヤスミナ姫がアチキの一番のお気に入りですか。

    未完成の話である「トムバルクの太鼓」では、
    物語が完結していないのでなんとも言えませんが、
    書かれている部分だけで言うと、
    この物語に出てくる女性は、コナンに好意を寄せるような雰囲気ではないですね。

    まぁ、どれもこれもおもしろい作品ですので、
    ホント、機会があったら是非読んで欲しいです。

    どの巻から読んでも楽しめますので、
    手に入りやすいところで読んでくださいな。

    毎回書きますけど、お薦めですよ。





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    新訂版コナン全集2 魔女誕生 【小説】

    ロバート・E・ハワードの代表作コナンシリーズの第2巻です。

    第1巻「黒い海岸の女王」から引き続き読んだわけですが、
    やっぱ、おもしろいですねぇ。

    基本、短編で、
    毎回、コナンが活躍する舞台が変わります。

    東京創元社版から出ているコナンシリーズは、
    一応、コナンが活躍した年代順になっているようです。

    第1巻では盗賊稼業とかもしていたコナンですが、
    第2巻では、基本的に傭兵稼業です。

    それも、一介の傭兵と言うよりは、
    傭兵部隊の隊長クラスでの活躍になります。

    傭兵だからと言って、
    戦争ばっかりとしてるわけではありません。

    と言うか、戦争なんてほとんどありません。

    怪しげな魔術を使う者がいる部隊と戦ったり、
    国を治める女王を監禁して国を乗っ取ったりした部隊と戦ったりはしますが、
    基本は、単身で怪物や魔術師とかと戦ったりします。

    そして、毎回と言って良いほど、
    いい女が出てきて女のために戦います。

    いやいや、女のためと言うより自分の欲望のために戦います。

    中には、復讐するために戦ったりもします。

    どの戦いも手に汗握る熾烈な戦いです。

    でも、昨今のファンタジー系のゲームやアニメなんかに出てくるとんでもない怪物とかは出てきません。

    そういう意味での派手さはコナンにはないです。

    大体、コナンが好きなのは、
    金と女と酒という、今のファンタジー系では悪役が好きそうなモノが好きです。

    名誉のためとか、形のないモノには基本的に興味はありません。

    それでも、傭兵の隊長になれば、
    自分の部下を大切にします。

    いわゆる人の上に立つモノの資質は備えていて、
    人望もあります。

    でも、それは自分の部下は自分の所有物だという思いもあったりするのかなぁ、
    なんて思ったりもします。

    しかし、コナンは最後には一国の王になる男ですから、
    ただのバーバリアンではありません。

    その片鱗が見えるエピソードがこの第2巻「魔女誕生」には乗っています。

    コナンシリーズは、どこから読んでも楽しめる作品なので、
    手に入りやすい本から手にとって読んでもらって良いかな、
    って気がします。

    ヒロイックファンタジーが好きな方には、
    一度は、一茶でも良いので読んで欲しい物語ですね。





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    新訂版コナン全集1 黒い海岸の女王 【小説】

    ヒロイック・ファンタジー小説の元祖と言っても良いのかもしれないバーバリアン・コナンの小説第一巻です。

    東京創元社版から新訂版として再刊されたコナン・シリーズ。

    アチキはコナンが大好きでねぇ。

    この前も会社の先輩に今何読んでいるのか聞かれて「コナン」と答えたのですが、
    「名探偵コナン」(このコナンも好きです)とか「未来少年コナン」(こちらのコナンも好きです)しか、
    結局、作者のロバート・E・ハワードの名前を出さなければ出てこないほど、
    日本では一番マイナーな「コナン」です。

    早川書房版で刊行されていたノーム・プレス版は、
    ほぼ全部持っており、
    東京創元社版も新訂版になる前のコナン・シリーズも持っており、
    久々に今回読み直すことに。

    いやー、相変わらず怪しい雰囲気で実に面白いです。

    剣と魔法と神々の世界ですねぇ。

    これぞヒロイック・ファンタジーですよ。

    バーバリアンですよ。

    でも残念なのは、
    旧版のコナン・シリーズは、挿絵が実に魅力的だったのに、
    それがなくなってしまいました。

    なので、もし機会があったら旧版のコナン・シリーズを手に入れてみてみてください。

    旧版のタイトルは、
    「コナンと髑髏の都」とか「コナンと石碑の呪い」とか「コナンと荒鷲の道」とか、
    はじめに「コナンと~」とつきます。

    全7巻です。

    新訂版は現時点で5巻までしか出ていません。

    さてさて、バーバリアン・コナンですが、
    (ちなみにバーバリアンは名前ではなくて「野蛮人コナン」という意味の名称です)
    まだ1巻では、泥棒だったり、海賊だったりします。

    傭兵だったりするときもあったかな。

    なんて感じで、
    自らの力と信念だけで生きているコナン。

    人ならざるものとの戦いがメインになりますが、
    それは、人間でコナンにかなう奴がいないと言うことでしょう。

    キンメリア人のコナンは、
    (作中でもコナンは自分のことをキンメリア人のコナンといいます。田子作村の治郎兵衞ってかんじで氏名というのがないんですね)
    年の割には落ち着いた男です。

    作者がこの1巻にら収録されている「象の塔」でのコナンは17歳という設定であったことをあかしていますが、
    読めば分かると思いますが、とても17歳って感じではないです。

    本のタイトルにもなっている「黒い海岸の女王」の話も面白いのですが、
    アチキは一番最初の「氷神の娘」の話が好きでねぇ。

    実に印象的な話です。

    昨今のアニメ的、ゲーム的なヒロイック・ファンタジーではない本物のヒロイック・ファンタジーを是非ご賞味ください。

    小説が面倒ならこのブログ手も紹介したことがあるXbox360とPlayStation3で発売されているゲーム「CONAN(コナン)」をプレイするのも良いかもしれませんなぁ。

    アレは実にバーバリアン・コナンでしたよ。

    でも日本語版はダメね。

    日本語版は全然ダメ。

    そのわけはこのブログのXbox360のカテゴリにある「CONAN(コナン)」の記事を読んでくださいな。





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    魔女探偵レイチェル 死せる魔女がゆく 【小説】

    魔法使いや吸血鬼に狼男、ピクシーにフェアリーと言ったファンタジー世界では当たり前の存在が、
    現代社会に普通に生活している世界が舞台の小説です。

    何でそんな世界になったのかというと、
    あるウイルスによって人類の大半が死んでしまい、
    今までこそこそしていたファンタジー世界の住人たちが大手を振って表舞台に出てきたという設定です。

    なので、太古からファンタジー世界の住人たちはいたけどカゲでこそこそしていたと言うこと。

    まぁ、ファンタジーですから理屈なんて何でも良いのですよ。

    そんなのありえねぇ、
    なんていう人はファンタジーなんて読まないしね。

    と、言う世界にある異界人(ファンタジー世界の人々のこと)の警察で働いていた主人公のレイチェル・モーガンは、
    何故だか知らないが上司の覚えが悪くいつまでたっても新米が扱うような仕事ばかりあてがわれていた。

    そんなとき、ある事件を切っ掛けに警察を辞めて独立して私立探偵をすることを決意する。

    一人でやめる分には、上司もご機嫌でいられたのだが、
    一緒に優秀で名家のヴァンパイアのアイヴィ・タムウッドもやめてしまったため、
    ほとんど逆恨みといって良い感じでレイチェル・モーガンを殺そうとします。

    それも自分の手で殺すのではなく、
    プロの殺し屋を雇って殺そうとするくらいの念のいれよう。

    一人ではじめる予定だった探偵事務所もアイヴィ・タムウッドと一緒にやるはめに。

    殺し屋に狙われる中、
    一旗揚げようと大富豪のトレントが行っている悪事を暴こうと頑張るのだが。

    この小説はシリーズ作品で、
    まだ続きは出ていません。

    だから上下巻で結構ボリュームがあるにもかかわらず、
    色んな事が未解決のまま終わってしまいます。

    まぁ、シリーズもののスタートとしては良い感じではないでしょうか。

    実際、読み終えたアチキも続きが読みたくなったしね。

    ただ最初にイメージしていた感じとはだいぶ違うところがありました。

    ヴァンパイアのアイヴィ・タムウッドとは仲良く二人で事件を解決していくのかと思えば、
    そんなことはなかったし。

    どん底から這い上がってサクセスストーリーの王道を突っ走るのかと思えば、
    それほどでもなかったし。

    何しろ、主人公のレイチェル・モーガンがこれでもかと言うくらい酷い目に遭うのですよ。

    それも精神的な事ではなくて、
    肉体的に酷いことになるんです。

    それでも何とか生き延びて、
    これから先、仲間とともに仕事をはじめていけるといった感じで今回は終わるんですよ。

    だから本番は次の巻からなのかなぁ、と。

    ファンタジーな設定を受け入れられる方は、
    きっと楽しめると思うので興味があったら是非手にとって読んでみてください。





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    tag : ファンタジー 魔女 ヴァンパイア 探偵 犯罪 魔法

    妖女サイベルの呼び声 【小説】

    世界幻想文学賞受賞作品。
    と言うことで読んだわけではないのですが。

    中学生の頃、剣と魔法の世界にあこがれまして、
    マイクル・ムアコックやロバート・E・ハワードを読みあさり、
    他に読むモノはないかと探しているときに出会った小説です。

    当時は、今のようにファンタジー系の小説なんてほとんどありませんでした。

    SFよりも少なかったですからね。

    その中で、やはり頼りになったのはハヤカワ文庫でした。

    そのハヤカワ文庫の中でファンタジーを扱っていたのが、
    ハヤカワ文庫FTで、その栄えある一冊目がこの小説「妖女サイベルの呼び声」だったわけです。

    とりあえずファンタジーで、なんとなく魔法が出てくるみたいだし、
    読んでみようかなぁ。

    って感じで読み始めたんですけど、
    ちょーーーーおもしろかったです。

    「妖女」なんてタイトルだから、
    とんでもない魔女のようなおばさんが出てくるのかと思っていたのですが、
    心美しいキレイな女性が主人公で、
    それだけでなくハラハラドキドキの展開。

    といっても冒険活劇ではないので、
    そういう意味でのハラハラドキドキは期待しないように。

    王位継承権にまつわる争いに巻き込まれて、
    今後どうなってしまうの、
    みたいなハラハラドキドキです。

    恋愛要素なんかもありますが、
    作者が女性で主人公も女性ですから、
    ちょっとロマンチックすぎる感じもしなくはないですけど、
    とても情景描写とかがキレイで、
    それまで読んでいた剣と魔法の世界とはまったくちがった、
    ファンタジーとか幻想という言葉がよく似合う小説です。

    一番印象的なのは、
    主人公のサイベルが描く心像風景かな。

    湖に白鳥のイメージが実に神秘的に表現されていて、
    女性作家ならではの描写だなぁ、
    と思いましたね。

    この小説を切っ掛けに、
    剣と魔法から純粋なファンタジーへと興味の範囲が広がったのも確かですね。

    この後に、あの「指輪物語」にも手を出したり、
    ゲド戦記にも手を出したり、
    ナルニア国物語にも手を出したり、
    「はてしないも物語」にも手を出したり、
    と、どんどん読むモノが増えていきましたねぇ。

    ファンタジーの入門書とまではいきませんが、
    今まであまりおもしろい本に当たったことがない人などは、
    一度読んでみるのも良いかもしれません。

    「指輪物語」を挫折した人なんかはもってこいかも。





    テーマ : ファンタジー・ホラー
    ジャンル : 本・雑誌

    tag : ファンタジー

    モモ -時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語 【小説】

    「モモ -時間泥棒と盗まれた時間を人間に取り返してくれた女の子の不思議な物語」というとても長いタイトルです。

    まぁ、「モモ」以外はタイトルと言うよりもキャッチ的な感じだけど、
    アチキとしては、長いタイトルというのは歓迎ですね。

    何も物語について説明する必要がないほど、
    的確なタイトルですねぇ。

    めちゃめちゃ面白いです。

    感動です。

    ミヒャエル・エンデの作品では、
    二番目に読んだんですよねぇ。

    一番目は、皆さんご存じ?「はてしない物語」です。

    皆さんは「ネバーエンディング・ストーリー」と言ったほうがいいかな。

    いやー、アレよりも私は「モモ」の方が好きなんですよ。

    基本的に明るいのがいい。

    何が明るいって、この物語の主人公「モモ」が明るい。

    孤児なんだけど、逞しく生きている。

    素晴らしいねぇ。

    単純な物語もいいし。

    対象年齢がスゴく低く感じるけど、
    私にはちょうどよかったです。

    この物語を読むと「はてしない物語」って、
    結構大人向けだよなぁ、と思う。

    「モモ」も実写の映画にもなっているので、
    そちらを見た方もいらっしゃると思いますが、
    映画はいけません。

    とっても忠実につくられています。

    それこそ「はてしない物語」以上に忠実に。

    でも、なんか大切な部分が抜けているような気がするんです。

    それは、映画を見た後の感動がないのです。

    まぁ、今回は小説版の話だから映画の話は、
    また今度じっくりと。

    この小説、ぜひ宮崎駿氏で映像化して欲しいなぁ。

    時間泥棒のイメージが、
    宮崎駿氏の悪者のイメージとピッタリなんだよね。

    全身黒ずくめで、葉巻をすっている時間泥棒たち。

    いいねぇ。

    宮崎駿氏自身が監督とかしなくてもいいから、
    ぜひつくっていただきたい。

    この本は、みんなに読んでいただきたいなぁ。

    ほんと、面白いんだよ。

    この手の物語にあちき弱いんだよねぇ。

    半分以上無条件でOKになってしまう。

    「はてしない物語」と「モモ」のどちらをお薦めするかというと「モモ」です。

    いいよー。

    感動だよー。

    で、何人かに無理矢理読ましたら「そうか?」という感想。

    なにが「そうか?」かは、自ら読んで感じてください

    この物語に感動しない人は、
    汚れきった大人の心しか持っていない人なんだ。

    と、自分が感動したので、
    いいほうに解釈してしまうわたしって、
    とってもおこちゃまでしょ。

    ハードカバーなので気軽に読めませんが、
    機会があったらぜひ手にとってよんでください。

    面白いですよ。

    本当に。





    テーマ : ファンタジー
    ジャンル : 本・雑誌

    tag : ファンタジー ミヒャエル・エンデ

    オルシニア国物語 【小説】

    アーシュラ・K・ル=グウィンという作家をご存じでし
    ょうか。

    SF作家です。

    でも、その枠にははまりきらない作家であると思っています。

    SFというジャンルを読んだことのない人や、
    あまり好きではない人にとって、ル・グインの作品は、
    もしかしたらちょうどいいのかもしれません。

    さて、お題の「オルシニア国物語」ですが、
    これは、アーシュラ・K・ル=グウィンの代表作品というわけではありません。

    やっぱ、アーシュラ・K・ル=グウィンといえば「闇の左手」「所有せざる人々」「風の十二方位」そして「ゲド戦記」でしょう。

    アーシュラ・K・ル=グウィンは女性作家です。

    だから、文体(といっても私は翻訳した日本語でしか読んだことがないので、文体と言うよりは言い回しと受け取ってもらえればいいかな)とかの雰囲気は、
    とっても繊細です。

    そして、この「オルシニア国物語」は、
    その雰囲気がバッチし感じられ根作品です。

    SFではありません。どちらかというとファンタジーです。

    でも、純粋なファンタジーでもありません。

    私の感覚で言うと、大人のグリム童話みたいな感じです。

    架空のオルシニア国を舞台にした物語。

    それも、短編。

    三百四十ページの中に十一編の短編が収められている短編集です。

    とっても面白いです。

    オルシニア国に住む人たちのちょっとした出来事が語られています。

    読み始めて戸惑ったのは、
    世界観の説明がまったくと言っていいほどないということ。

    いきなり、オルシニア国に放り込まれて、
    彼ら彼女らに起こった事柄を垣間見ている感じなのです。

    素直に、この世界に入るのに少しばかり時間がかかってしまいました。

    でも、一度はいると、もうそこから離れることは出来ません。

    そして、この物語には純然たるハッピーエンドの物語はありません。

    どこか物悲しかったりします。

    それも主観的な立場で物語が語られていないので、
    とってもやるせない気持ちになってしまいます。

    主人公たちと同じ立場になることはない物語。

    これは、もうアーシュラ・K・ル=グウィンの作風そのものです。

    最初の方で大人のグリム童話と書きましたが、
    それを思いっきりイメージしてしまうと全然違うと言うことになってしまうので気をつけるように。

    別にアンデルセンでもいいんだけどね。

    物語になにか教訓めいたモノを感じる雰囲気が、
    似ていると言うだけです。

    童話じゃないし、ファンタジーでもない。

    特定のジャンルで括るのが難しいです。

    十一編の中には、一つは気に入る作品があると思います。

    私は、三編ほどありました。

    「イーレの森」「音楽によせて」「モーゲの姫君」次点で「塚」かな。

    いろいろな時代のオルシニア国に住む人たちの生活をちょっと覗いてみませんか。

    きっと、お気に入りの物語に出会えると思います。

    何度も書きますが、あまりハッピーな気分にはなれないのでご注意を。





    テーマ : ファンタジー小説
    ジャンル : 本・雑誌

    tag : ファンタジー アーシュラ・K・ル=グウィン

    紅衣の公子コルム(雄牛と槍 [永遠の戦士 コルム2] ) 【小説】

    むか~~し、書いた「紅衣の公子コルム」のつづきの話。

    マイクル・ムアコック

    「雄牛と槍」「雄羊と樫」「雄馬と剣」の三作品。

    前回の三作品と合わせて、全六巻で終了する「紅衣の公子コルム」シリーズ。

    前の三巻の話からずーーーと時間がたって、
    前の恋人ラリーナは死んじゃっています。

    コルムは、人間ではないので長生きです。
    いわゆる半神です。

    ラリーナは人間ですから、一緒に生活していれば、
    先に死んでしまうのですね。

    そして、この新展開の後半三部作でコルムは、
    また人間の女性と恋をするのです。

    今度は、ラリーナより活動的な女性と。
    自ら剣を持ち戦いにいく女性とつきあうのです。

    で、この後半三部作は、
    コルムの「エターナル・チャンピオン」としての役割というか定めというかがはっきりとしてくるのです。

    自らの意志で行動することは許されず、
    すべて神の片腕として行動しなければならない。

    反発しても結局は、神の意志に従わなくてはならない。

    自分は、そういう存在なんだと気づかされるわけです。
    ジャリー・ア・コネルの存在によって。

    そして、コルムからエルリックへ、エルリックからエレコーゼへと、
    永遠に神の僕として戦い続ける存在となっていくのです。

    マイクル・ムアコックの作品は、
    一部の作品は半ば強引にこの一連のシリーズに取り込まれていくのですが、
    すべてこの「エターナル・チャンピオン」というキーワードでつながっていくのです。

    はまりますねぇ。

    ほとんどすべてのシリーズを読みましたねぇ。

    最近ご無沙汰していて、何冊か読んでいないのがあるんですが、いいですよ。

    おぉぉとぉぉ。

    コルムの話でしたね。

    コルムは単独で読んでもとっても面白いです。

    コルムは、自分の死について予言されるのです。
    兄弟に殺される。
    この言葉によって後半は、物語が進んでいくのです。

    なかなか劇的です。

    わかっちゃいるけど止められない。そんな感じです。

    ヒロイックファンタジーの二大巨匠の一人、マイクル・ムアコック
    私に、ヒロイックファンタジーのおもしろさを教えてくれた人でもあります。

    いろいろなヒロイックファンタジーを読みあさりましたが、
    今読んでも面白いと思えるのは、
    マイクル・ムアコックとハワードくらいでしょう。

    「征服王コナン」サイコーです。

    あれ、今回はコルムでしたね。

    コルム、サイコーです。





    テーマ : ファンタジー小説
    ジャンル : 本・雑誌

    tag : ファンタジー マイクル・ムアコック

    はてしない物語 【小説】

    さてさて、何から書きましょうかね。

    とりあえず、主人公の名前は、
    すっかりからから忘れてしまいました。
    バスチアン・なんとか・かんとか、だったような気がします。
    (バスチアン・バルタザール・ブックス)

    名前の頭文字がすべて「B」で始まるのだけは憶えています。
    B.B.Bということです。

    この話、原作は知らなくても映画は知っていたり見たりしている人は多いんでないでしょうか。
    「ネヴァーエンディングストーリー」です。
    私もしっかり見ました。

    映画を見た方ならだいたいのストーリーは知っていると思います。
    ほとんど一緒ですから。
    途中までですけど。

    この物語の主人公は、
    とっても不細工でふとっちょで根暗などーしようもない少年が主人公なんですよ。
    映画では、かわいい少年になっていたので、少々残念でした。

    で、本の話。

    この本は、中の本文が二色刷になっているのです。
    どーしてかと言うと、
    主人公のいる現実世界と本の世界とで色を使い分けているのです。

    そして、本の装丁も作中の主人公が読んでいる本「はてしない物語」と同じようになっているのです。

    でね、この本はとってもスリリングなんですよ。
    息もつかせぬ展開。

    読んだことのある人は、そーだっけと思うかもしれませんが、
    よーするに先の読めない展開なんですよ。

    そして、とってももの悲しい話なんです。

    主人公のバスチアンは、
    本の中の世界の助けに答えて勇気を持って本の世界に入り込むのです。
    映画では、ここまでで終了なんですよ。

    そして、私がとっても気にくわないラストシーンになってしまうんですよ、映画って。
    いじめられっこが力を付けて今までいじめられていたいじめっ子に仕返しをして終わるんですよね。

    どーなんでしょうね、このラスト。
    子供向けの映画なんだから、これはないよなぁ、
    という気になります。

    でね、私「ネヴァーエンディングストーリー2」は見ていないので、
    小説の後半部分のストーリーを語っているのかどうか知りませんが、
    この後半部分がとってもくらいんですわ。

    このあとは、ちょっとネタバレはいっているので、
    無垢な状態で「はてしないも物語」を読みたい方は、
    ここで終了です。

    ちなみに、無垢な状態で読んでもおもしろさは保証しますよ。

    ちなみに、肝心所は、たぶん触れていないかな?

    本の中の世界を救った主人公のバスチアンは、
    一躍英雄になるんですけど、
    今までいじめられて虐げられた少年には、
    たまらなく甘美な状況なんですね。

    で、案の定バスチアンは天狗になってしまうのです。
    ピノキオ並のお鼻を持った天狗さんに。

    外の世界から来た少年の力はすごくて、
    思ったこと言ったことが、
    すべて現実になっていくのです。
    そして、一つ願いが叶うたびに少年の思い出が、
    記憶が一つ一つ消えていくのです。

    そして、すべての思い出が消えたとき、
    少年は現実の世界に帰れなくなってしまうという、
    とっても怖い話なんですね。

    ラストは、エンデの作品らしく綺麗にまとめ上げられています。

    主人公が、どーやって現実世界に戻るのかは、
    ぜひ本を読んで確認して下さい。

    文庫本しか基本的に買わない私が、
    高い金出して購入したほどですから、
    おもしろさは保証付です。

    このあと、「モモ」を読んだんだよなぁ。

    「モモ」もいいぞー。





    テーマ : ファンタジー小説
    ジャンル : 本・雑誌

    tag : ファンタジー 冒険 小学生 ミヒャエル・エンデ

    魔法の国ザンス1 カメレオンの呪文 【小説】

    早川書房から出ているんですけど、知ってます?

    魔法の国ザンスシリーズの第一巻です。

    ハヤカワFT文庫です。

    ちょっと分厚いですが、一気に読める強者です。

    と~~てもファンタジックな話かと思いきや、
    魔法が出てくる以外は、それほど突飛ではなく、
    どちらかというとマンガっぽかったりします。

    結構、ネタバレバリバリに書いちゃうと思うので、
    この本を読むつもりのある人は、
    ここから先は読まない方がよろしいかと。



    実は、この魔法の国ザンスでは、
    魔法の力が強いと王様になれるという習わしがあります。

    逆に成人になっても魔法が使えないとザンスから追放されてしまうのです。

    そして、この物語の主人公くん(名前忘れた)は、
    もうすぐ成人式だというのに魔法が使えなくて悩んでいます。

    かわいい彼女も心配していますが、どーにもこーにもなりません。

    そこで、主人公の少年は知識の魔法使い、
    いわゆる賢者みたいな人の所に行って、
    自分に魔法があるのか、
    もしあるならどんな魔法なのかを聞きに行く旅に出ます。

    いやー、この主人公の魔法がなかなかすてきなんですよ。
    あらあらいっちゃった。

    そーです、主人公に魔法があるのです。
    それも最強の魔法使い級の魔法が。

    でね、主人公は、何でも知っている魔法使いハンフリー(だったと思う。主人公もビンクかな?というくらいは、なんとなく思いだした)でも、
    魔法があることはわかったが、どんな魔法かもわからず、
    そしてそれがいつ使えるようになるのかもわからないのであった。

    結果、主人公くんはザンスから追放されることになるのです。

    魔法のない国に。

    さーて、さぁーて、この追放劇で初めてタイトルの意味が分かるのです。

    追放の度の途中で、三人の女性に主人公くんは出会うのです。

    めちゃくちゃブスでめちゃくちゃ頭の良い女の子。

    容姿も頭も普通の女の子。

    絶世の美女で頭パープーの女の子。

    実は、彼女たちは彼女だったのです。
    よーするに魔法によって、変化する女の子だったのです。
    月の満ち欠けと同じ用に変化していくのです。

    これがカメレオンの呪文なのです。

    そして、主人公の少年は、この女の子と一緒に旅をすることになるのですが、
    実はこのときとんでもないことがザンスに起ころうとしていたのです。

    で、クライマックスに向かうんですけど、
    この先を書こうかどうしようか悩んでいます。

    書きましょう。どーせ誰もこの本を読まんでしょうから書いちゃいましょう。

    実は、隣の魔法のない国がザンスを占領すべく攻め込んできたのです。

    そのことを主人公が知ったのは、
    その国の兵隊に捕まったときでした。
    そして、そのときに主人公の少年は昔追放された魔法使いと出会うのです。

    ザンスは、追放された三人によって救われるという、
    とってもハッピーなエンディングを迎えます。

    主人公は、一緒に旅をしたカメレオンの少女と結婚することになり、
    もう一人の追放された魔法使いは、
    ザンスの王様になるのです。

    さてさて、主人公の魔法の話がまだでしたね。

    主人公には魔法使い級の魔法があります。
    それもザンスの王様になれるくらい強力な魔法が。

    しかし、その魔法の正体を知っているのは、
    ごく一部の人だけなのです。

    なぜなら主人公の魔法は、「魔法から身の危険を守る魔法」なのです。
    魔法の力で主人公を殺すことはできないのです。
    その代わり物理的な方法では簡単に死んでしまいます。

    だから魔法の正体を知ったが最後、
    主人公の少年は、
    魔法以外の様々な方法で嫌がらせとか、
    いじめとか、
    ひどいときには殺されてしまうかもしれないのです。

    そこで、この魔法のすごいところは、
    魔法自身が意志を持っているのです。

    自分の魔法の存在を魔法自体が隠しているのです。
    とっても知略に飛んだ魔法です。
    こすっからいです。
    時には、魔法によって危険な目にも遭います。
    それは主人公が死なないとわかっている場合で、
    たまには魔法の攻撃も受けなければ悟られてしまうかもしれない、
    なんて考えて行動してるのです。
    利己的魔法って感じですか。

    う~~~ん、すごい魔法だ。

    詳しくは、読んでもらった方がいいでしょう。
    ネタバレになっているけど、
    わかっていてもおもしろいですから。

    知らないともっとおもしろいですけどね。
    まぁ、知っちゃったんだから、あきらめて読むか、
    忘れるまで読まないかのどちらかですね。

    あっ、忘れたらすべて忘れるから読むことは決してないなぁ。

    まあ、いいか。

    魔法の国ザンスシリーズは、とってもおもしろいので、
    一巻を読めば、次から次へと読みたくなります。

    何しろ、親から子へまたその孫へ、みたいに巻数が進んでいくと、
    主人公だった人が、親になり、子供が活躍して、なんて展開になっていくからです。

    こんなにおもしろいシリーズなのに、
    なんで誰も読んでいないのかなぁ。

    ファンタジーブームって、何がブームになっているの、って感じですね。




    テーマ : ファンタジー小説
    ジャンル : 本・雑誌

    tag : ファンタジー 魔法

    シャイニング 【小説】

    輝きですね。

    なにが輝いているかというと、ちょーのーりょくの事です。
    超能力ですよ。

    「シャイニング」は、原作も映画も有名ですね。
    で、今回は映画ではなくて、小説です。
    スティーヴン・キングの話です。

    上下二巻で売ってます。
    読み応えバッチしです。
    ボリュームの割にあっというまに読み終わってしまいます。

    続きが気になって、気になって、
    どんどん読んでいってしまうのよね。

    スティーヴン・キングの本は、とってもおもしろいです。
    モダンホラーの第一人者ですからね。
    おもしろいから売れるわけです。

    で、スティーブン・キングの場合、お化けだ何だというのは、
    基本的にほとんど出ません。
    怖いのは、人間なんです。
    と、言うお話が多いです。

    人間の内なる恐怖を書くのがとっもうまい作家なんですね。

    で、「シャイニング」。

    雪山に閉じこめられた家族の恐怖を書いています。
    お化けは出てきますが、それはきっかけにしかすぎません。
    お化けこわ~い、って展開は皆無です。
    やっぱり怖いのは人間なのです。

    だから、ホテルに行って閉じこめられるまでの話が、
    結構長いです。
    丁寧に書かれているんです。
    そう、閉じこめられてからの狂気を演出するために。

    少しずつ狂ってくる主人公のお父さん(名前わすれた)の描写は、
    とってもよく書けています。

    うまいです。

    どの辺がうまいかというと、
    自分は狂っていないと思っている見せ方がうまいです。

    最終的には、いっちゃうんですけど、
    そのあたりはもうクライマックスですからね。

    父と子の関係も、とってもよく書けています。
    ホラー的な要素を抜いても、
    いい小説になりそうなくらい、
    素敵な親子関係です。

    まぁ、そんな内容だったら私は読んでいないかもしれませんけどね。

    今度は、映画の「シャイニング」についても書いてみようかね。




    テーマ : ホラー小説
    ジャンル : 本・雑誌

    tag : 超能力 ホラー スティーヴン・キング

    紅衣の公子コルム(剣の騎士 [永遠の戦士 コルム1] ) 【小説】

    昨日、ウテナを書いていて思いだしたのが、マイクル・ムアコックだった。
    で、ムアコックを書こうと思ったけど、
    「タクティクスオウガ」も前から書きたかったので、
    今日はそのつもりでいたのに。

    すぐに気が変わって、
    やっぱりムアコックネタにしようとおもっちゃいました。

    で、私が初めてムアコックに触れた作品が「紅衣の公子コルム」シリーズだった。

    「紅衣の公子コルム(剣の騎士 [永遠の戦士 コルム1] )」シリーズも前期、後期とあって、
    今回は前期の部分の話。

    「剣の騎士」「剣の女王」「剣の王」の三作品。

    主人公のコルムは、異種族に同種族を皆殺しにされ、
    復讐を誓う不幸の男。
    しかし、復習するべき種族の女性ラリーナに恋をして、
    結婚してしまうあたり、何ともいえませんな。

    マイクル・ムアコックは、ヒロイックファンタジー作家で、
    もう一人の雄「コナン」の作者ロバート・E・ハワードとはすごく対照的な作品を創り上げたので有名。

    日本人の感覚で言うと、
    マイクル・ムアコックの方が受けが、よろしいかとおもうほど。
    でも個人的な意見を言わせてもらえば、
    マイクル・ムアコックの作品は、
    ヒロイックファンタジーとは、言い難い。

    やっぱりヒロイックファンタジーといえば、剣と魔法。
    神と人との関わりが密であり、
    筋肉マンの男が世界を駆けめぐる冒険活劇的な話である、
    とも思う。

    で、マイクル・ムアコックが創造したヒロイックファンタジーは、
    天野嘉孝のイラストがとってもよく似合う繊細で、
    陰を背負った男の物語で、
    なんでそんなに弱いのという位、
    弱いです。

    その中にあって、コルムはこの前期では、比較的強いです。
    片手、片目を失っても復讐に燃える男です。
    失った片手片目を神の手と目に変えて、
    異種族のバックにいる親玉の神々に戦いを挑むコルムは、
    なかなかにいい男です。

    天野嘉孝のイラストがあまりにもはまっていて、
    ラリーナなんか、とっても綺麗です。
    天野嘉孝が、ファンタジー系のイラストの仕事が多くなったのもこの作品のおかげといってもいいのではないでしょうか。

    なんといっても、この三作品は、ハッピーエンドだというのがいいです。
    やっぱり、物語はハッピーエンドでなければいけません。
    悲劇的なのはちょっといただけない。
    確かに、悲劇的な方が深く心に残るものですが、
    最後くらいは綺麗に終わって欲しいものです。

    何でこんな事を書くかというと、マイクル・ムアコックのほとんどの作品は、
    結構悲劇的だからです。
    そんな中、コルムの前期だけは、ヒロイックファンタジーらしく、
    すかっと爽やかとはちょっと言えないけど、
    後味すっきりと終わってくれます。

    後期は、いずれ書こうとは思っていますが、
    ムアコック作品の「天秤世界」。
    カオスとローの世界の全貌が見えてくるのです。

    カオスとローの戦い。それは、神々の戦い。
    マイクル・ムアコックが創造したエルリック・サガ、
    エレコーゼ・サガ等々の根底の世界が現れてくるのです。




    テーマ : ファンタジー小説
    ジャンル : 本・雑誌

    tag : ファンタジー マイクル・ムアコック

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