クリスタル殺人事件 【1980年製作:映画】

    アガサ・クリスティの小説「鏡は横にひび割れて」の映画です。

    主役はアガサ・クリスティが生んだ二大探偵の一人、
    と言って良いのかな、
    ミス・マープル(ジェーン・マープル)です。

    えー、もちろん原作の小説は読んでいません。

    なので、当然小説との違いなんかも含めてまったく分かりません。

    映画だけを観ての印象です。

    大女優(エリザベス・テーラー)が大女優の役で出ているというのも一つの見所なんでしょうねぇ。

    ミス・マープルと言えば安楽椅子探偵の代名詞のように言われていますが、
    この映画では椅子に座ったまま事件の話を聞いて犯人を推理することはありません。

    活動的にあちらこちらに行動しているわけではないですが、
    事件が起きた現場に本人もいたりしているので、
    ミス・マープル、イコール、安楽椅子探偵って感じではなかったですねぇ。

    ちなみに安楽椅子探偵とは、
    アームチェア・ディテクティブと言われている探偵小説用語とでも言うのかな、
    極端なことを言えば椅子に座ったまま事件を推理解決してしまう探偵のことです。

    まぁ、そこまで極端でなくても、
    部屋や家からでないとか、
    事件現場に行かないと言った大枠で捉えることもあります。

    要は、現場の状況や目撃者の証言などは、
    全て第三者からもたらされた情報によって推理する探偵と言うことですかね。

    と言うことで「クリスタル殺人事件」ですが、
    なんか駆け足で物語が進んでいった感じでしたねぇ。

    映像的な演出もちょっとやり過ぎな部分もあったり、
    自ら推理しながら楽しむという部分もイマイチだったなぁ。

    「ナイル殺人事件」が映画としても結構面白かったので、
    ちょっとトーンダウンしてしまった感じです。

    もしかしたらネタにした原作小説が良くなかったのかなぁ。

    映画向きというか、映像向きでなかったとか。

    それでも最後まで楽しめる作品ではあります。
    (途中で飽きて眠くなることはないという意味ですけど)

    これは、やはり一度原作の小説を読むべきだなぁ、
    と見終わった後感じましたね。










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    テーマ : 洋画
    ジャンル : 映画

    tag : ミステリー探偵犯罪ピアース・ブロスナンアガサ・クリスティ動画

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