F1 2009 Round.11 ヨーロッパGP
今年で二回目を迎えるバレンシア市街地サーキット。
カレンダーでは「ヨーロッパGP」となります。
ビジュアル的には、実に美しいサーキットです。
青い空、青い海、カラフルなF1マシン。
観客席に空席が目立つのは、去年とは違うかな。
やっぱり入場料金が高いんだね。
毎年開催されるものなんだからもう少し料金をなんとかして欲しいと思うのですが、
どうもF1だけは未だにバブリーな金銭感覚なんだね。
と、いうこで昨年は追い抜きが可能なサーキットとして注目されたのですが、
結果、コース上でオーバーテイクするのは困難なことが分かり、
今年はみんなポールポジションを取らないと勝てないと言うことが分かってのグランプリになりました。
そこへ、KERS(運動エネルギー回生システム)なるモノが導入されて、
KERSを搭載していないマシンが予選でポールをとっても後ろにいるKERS搭載車に間違いなく抜かされてしまうと言うことが、
確実で(一つ後ろのグリッドなら間違いなく、二つ後ろのグリッドだと微妙)搭載しているチームと搭載して異なチームでは予選の戦い方が微妙に違いましたね。
で、ポールをとったのは春先のダメ車ぶりがウソのように改善されたマクラーレンのハミルトン。
KERS搭載車です。
二位も同じくマクラーレンのコバライネン。
いやー、これで優勝はハミルトンだなぁ、なんて思って観ていましたよ。
実際、三位につけているバリチェロは、
燃料搭載量が前の二台よりも多かったのですが、
今までの走りから間違いなく前に出ることはないだろうと思っていました。
アチキも良くもう引退したら、とか、琢磨だったらなぁ、とか、
色々と書いてきました。
走りに精彩がなかったのも事実です。
それがどうしたことでしょう。
今回はめちゃめちゃがんばっていましたよ。
きっと、マッサの為だったんでしょうね。
そういう人情味のある人間だと言うことはよく聞いていたから。
熱い人間だと。
一回目のピットストップでコバライネンを抜き、
二回目のピットストップで、ハミルトンのピットトラブルがあったにしろがんばってプッシュをして抜き、
最後までペースを維持して優勝ですよ。
ビックリですよ。
ホンダに移ってきた頃の、いやいや夏休み前のバリチェロと同一人物とは思えない走りでした。
チェッカーを受けた後のロスとの無線での会話では、泣いているような感じでしたし。
実際、戻って来てヘルメットをとったあとの目は真っ赤だったし。
「勝ち方を忘れるところだったよ」なんて言うコメントも泣かせるよねぇ。
それ以上に、ウイニングランを終わってパルクフェルメに向かう途中、
ピットレーンを走行していたのですが、
ほぼ全てのチームクルーたちがバリチェロをたたえるために出迎えている光景は、
ちょっと感動してしまいました。
モータースポーツが、特にF1なんかはよく知らない人から車次第なんでしょ、とか(確かにそうだけど)
人間がやっているスポーツぽくない、とか、
言われることがあるけど、
これを観るとやっぱり人間ががんばるスポーツなんだと言うことがよく分かる。
人間ががんばっているから感動するし、勝者をたたえることが出来るのよ。
そして、F1はやっぱり世界最高峰のモータースポーツだと言うことがよく分かる。
そして、F1は常にいつまでも世界最高峰のモータースポーツであり続けて欲しい。
そう思ってしまうグランプリでしたね。
世界選手権に目を向ければ、
レッドブルが二台ともノーポイントだったというのは、
ちょっと痛いかもしれない。
バトンはきっちりポイントとっているし。
まぁ、次のスパではレッドブルのマシンは相性がよさげだし、
ドライバーもスパは大好きな二人だし、
きっとおもしろくしてくれるでしょう。
個人的にはバトンにチャンピオンになって欲しいんだけどね。
カレンダーでは「ヨーロッパGP」となります。
ビジュアル的には、実に美しいサーキットです。
青い空、青い海、カラフルなF1マシン。
観客席に空席が目立つのは、去年とは違うかな。
やっぱり入場料金が高いんだね。
毎年開催されるものなんだからもう少し料金をなんとかして欲しいと思うのですが、
どうもF1だけは未だにバブリーな金銭感覚なんだね。
と、いうこで昨年は追い抜きが可能なサーキットとして注目されたのですが、
結果、コース上でオーバーテイクするのは困難なことが分かり、
今年はみんなポールポジションを取らないと勝てないと言うことが分かってのグランプリになりました。
そこへ、KERS(運動エネルギー回生システム)なるモノが導入されて、
KERSを搭載していないマシンが予選でポールをとっても後ろにいるKERS搭載車に間違いなく抜かされてしまうと言うことが、
確実で(一つ後ろのグリッドなら間違いなく、二つ後ろのグリッドだと微妙)搭載しているチームと搭載して異なチームでは予選の戦い方が微妙に違いましたね。
で、ポールをとったのは春先のダメ車ぶりがウソのように改善されたマクラーレンのハミルトン。
KERS搭載車です。
二位も同じくマクラーレンのコバライネン。
いやー、これで優勝はハミルトンだなぁ、なんて思って観ていましたよ。
実際、三位につけているバリチェロは、
燃料搭載量が前の二台よりも多かったのですが、
今までの走りから間違いなく前に出ることはないだろうと思っていました。
アチキも良くもう引退したら、とか、琢磨だったらなぁ、とか、
色々と書いてきました。
走りに精彩がなかったのも事実です。
それがどうしたことでしょう。
今回はめちゃめちゃがんばっていましたよ。
きっと、マッサの為だったんでしょうね。
そういう人情味のある人間だと言うことはよく聞いていたから。
熱い人間だと。
一回目のピットストップでコバライネンを抜き、
二回目のピットストップで、ハミルトンのピットトラブルがあったにしろがんばってプッシュをして抜き、
最後までペースを維持して優勝ですよ。
ビックリですよ。
ホンダに移ってきた頃の、いやいや夏休み前のバリチェロと同一人物とは思えない走りでした。
チェッカーを受けた後のロスとの無線での会話では、泣いているような感じでしたし。
実際、戻って来てヘルメットをとったあとの目は真っ赤だったし。
「勝ち方を忘れるところだったよ」なんて言うコメントも泣かせるよねぇ。
それ以上に、ウイニングランを終わってパルクフェルメに向かう途中、
ピットレーンを走行していたのですが、
ほぼ全てのチームクルーたちがバリチェロをたたえるために出迎えている光景は、
ちょっと感動してしまいました。
モータースポーツが、特にF1なんかはよく知らない人から車次第なんでしょ、とか(確かにそうだけど)
人間がやっているスポーツぽくない、とか、
言われることがあるけど、
これを観るとやっぱり人間ががんばるスポーツなんだと言うことがよく分かる。
人間ががんばっているから感動するし、勝者をたたえることが出来るのよ。
そして、F1はやっぱり世界最高峰のモータースポーツだと言うことがよく分かる。
そして、F1は常にいつまでも世界最高峰のモータースポーツであり続けて欲しい。
そう思ってしまうグランプリでしたね。
世界選手権に目を向ければ、
レッドブルが二台ともノーポイントだったというのは、
ちょっと痛いかもしれない。
バトンはきっちりポイントとっているし。
まぁ、次のスパではレッドブルのマシンは相性がよさげだし、
ドライバーもスパは大好きな二人だし、
きっとおもしろくしてくれるでしょう。
個人的にはバトンにチャンピオンになって欲しいんだけどね。
決勝結果 |
順位 | No. | ドライバー | チーム | トータルタイム | 周回 | 平均速度 (km/h) | 最高位 |
1 | 23 | ルーベンス・バリチェッロ | ブラウン・メルセデス | 1:35'51.289 | 57 | 193.344 | 1 |
2 | 1 | ルイス・ハミルトン | マクラーレン・メルセデス | 1:35'53.647 | 57 | 193.265 | 1 |
3 | 4 | キミ・ライッコネン | フェラーリ | 1:36'07.283 | 57 | 192.808 | 2 |
4 | 2 | ヘイッキ・コバライネン | マクラーレン・メルセデス | 1:36'11.321 | 57 | 192.673 | 1 |
5 | 16 | ニコ・ロズベルグ | ウィリアムズ・トヨタ | 1:36'12.159 | 57 | 192.645 | 2 |
6 | 7 | フェルナンド・アロンソ | ルノー | 1:36'19.033 | 57 | 192.416 | 4 |
7 | 22 | ジェンソン・バトン | ブラウン・メルセデス | 1:36'26.202 | 57 | 192.177 | 6 |
8 | 5 | ロバート・クビサ | BMWザウバー | 1:36'27.956 | 57 | 192.119 | 8 |
9 | 14 | マーク・ウェーバー | RBRルノー | 1:36'36.199 | 57 | 191.846 | 4 |
10 | 20 | エイドリアン・スーティル | フォース・インディア・メルセデス | 1:36'39.224 | 57 | 191.746 | 5 |
11 | 6 | ニック・ハイドフェルド | BMWザウバー | 1:36'40.111 | 57 | 191.716 | 4 |
12 | 21 | ジャンカルロ・フィジケラ | フォース・インディア・メルセデス | 1:36'54.903 | 57 | 191.229 | 8 |
13 | 9 | ヤルノ・トゥルーリ | トヨタ | 1:36'55.816 | 57 | 191.199 | 12 |
14 | 10 | ティモ・グロック | トヨタ | 1:37'17.808 | 57 | 190.478 | 14 |
15 | 8 | ロマン・グロージャン | ルノー | 1:37'23.063 | 57 | 190.307 | 14 |
16 | 11 | ハイメ・アルグエルスアリ | STRフェラーリ | 1:36'38.330 | 56 | 188.411 | 15 |
17 | 3 | ルカ・バドエル | フェラーリ | 1:37'13.273 | 56 | 187.282 | 15 |
18 | 17 | 中嶋一貴 | ウィリアムズ・トヨタ | 1:33'55.440 | 54 | 186.933 | 10 |
12 | セバスチャン・ブエミ | STRフェラーリ | ブレーキ | 41 | 185.396 | 18 | |
15 | セバスチャン・ベッテル | RBRルノー | エンジン | 23 | 188.742 | 5 |
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