神様のパズル 【2008年製作:映画】

    原作の小説はおもしろかった。

    なので、
    あの話がどう映画になるのか、
    実に興味津々でした。

    しかし、
    それも監督の名前を知るまで。

    いやー、
    まさか監督が三池崇史監督だとは。

    アチキ、
    好きなんですよ三池崇史監督。

    最近だと「ヤッターマン」の実写映画で有名になったけど、
    とんでもない監督さんです。

    もうめちゃくちゃな事をする監督なんですよ。

    演出のための演出とでも言いましょうか、
    実相寺監督の心情描写を演出するような、
    そんな感覚で極限のリアリティと映画というウソの楽しさをよく分かっている監督さんです。

    今回の映画の中で言えば、
    天才少女(ホミズ サラカ)を主人公の双子の兄基一が助けに行くところで、
    天井を突き破って現れた基一は、
    さっきまで背中にしょっていたギターをすでに手に持っていて、
    いつの間にかマイクスタンド立っていて、
    スポットライトを浴びてかっこよく歌を歌い始めるのです。

    これは、
    間違いなく基一が今の自分ってこんな感じでかっこよく決めているぜ、
    というイメージシーンになるわけです。

    でも本当は、
    穂瑞沙羅華や観客であるアチキたちから見たらぼろぼろの身体で、
    たぶんギターなんかまともに弾けなくて、
    精一杯無様に歌を歌っている姿になっているはずなんです。

    でも、
    ここはそんなリアリティなんかいらない。

    主人公である基一は、
    彼女を助けに来た白馬の王子でヒーローなんだから、
    ビシッとかっこよく決めるのがいいわけです。

    自分ではそう思っているし、
    観ている人にも添う思って欲しい。

    だから余計な説明もなく突然かっこいいシーンが始まるのです。

    こんな事をするのが三池監督なんですね。

    本来なら、
    ノリノリになると、
    そんな演出ばっかりなってしまうのですが、
    今回の映画は基本的な部分は小説と一緒でした。

    主人公の大学生が双子というのは、
    映画オリジナルです。

    きっと、
    小説のハードな設定を一般の人にわかりやすく伝えるための苦肉の主人公設定だったんだと思います。

    主人公が理数系の学生なら相対性理論や超ひも理論をはじめとする様々な理論を理解は出来ていなくても最低でも名前くらいは知っているのが普通。

    逆に知らないと、
    大学生になれんだろうし、
    ゼミだってそんな所にいかんだろう、
    ということになるからその辺の理数系的な説明が実にあざとくなってしまうか、
    全く無視してしまうかのどちらかになってしまう。

    そこで考えたのが、
    頭のいい双子の弟のかわりに頭の悪い双子の兄貴がゼミに関わるという設定。

    一般人レベルの知識だから知らないので教えてあげるという演出が可能になり、
    不自然でなくなると言う奇策を取り入れています。

    奇策というのは、
    それ以外が三池監督らしくないと言っては失礼ですが、
    原作小説の物語を基本的に踏襲しているから。

    まぁ、
    主人公の設定のせいで、
    アチキは小説のラストが意外に好きだったので、
    あんな風にはならなかったことかな。

    天才少女が求めていたモノは、
    小説と映画では変わってしまっています。

    基本的な部分は一緒かもしれませんが、
    最終的に手に入れた形あるモノは変わっています。

    それが何かは、
    観てもらって確かめてください。

    物語は、
    すごく簡単です。

    「宇宙を作る話」です。

    小説では、
    農作業のアルバイトにより時間的な進行が見えるのですが、
    映画ではその辺の演出は吹っ飛ばしています。

    農作業のアルバイトは存在するけどね。

    あまり出てこないんですよ。

    あの辺もキチンと物語に絡めることが出来たらもっと良くなっていたと思うんだけどな。

    さすがに尺の問題でカットしたんでしょう。

    まぁ、
    何はともあれおもしろかったですよ。

    原作とは違った楽しさがあって。

    ラストは、
    なんか普通でしたね。

    だったらもう少し、
    その後の顛末をいれても良かったのかもしれません。

    テロップが流れている横でイメージ的に見せるとか。

    まぁ、
    色んな意味で映画化に当たって心配していたのですが、
    見終わった後はそんな心配事はどこかに行ってしまっていました。

    それにしても三池監督は男心がよく分かっているよなぁ。

    あの胸元の演出はさすがとしか言いようがないです。










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