ヘルレイザー ゲート・オブ・インフェルノ 【2000年製作：映画】

「ヘルレイザー」シリーズの5作目になります。

「ヘルレイザー ゲート・オブ・インフェルノ」です。

ここから今までの「ヘルレイザー」作品とは、
趣が変わります。

今までは、
魔道士ピンヘッドとの絡みが主軸にあったのですが、
今回からは、
パズルボックスに関わる様々な人たちのドラマになっていきます。

そういう意味では、
前作でピンヘッドのラストを描いているようなものなので、
新たな物語としてスタートしたということなのかな。

とは言え、
前作のピンヘッドの最後は未来の話なので、
そこまでは、
間違いなくピンヘッドは存在していると言うことですからね。

物語の連続性が失われいなければの話ですが。

さて、
今回は、
デンバーで働く刑事さんが主人公。

以前、
仕事でデンバーに行ったけどいい街だったなぁ。

まっ、
デンバーに滞在したのは、
半日程度だったけどね。

このジョセフ・ソーン刑事は、
いわゆる悪徳刑事みたいな感じで、
警察の権力をつかって兵器で自分の利益のために行動できる男です。

でも頭はよいです。

頭が良くて良心がないので悪いことをするんですけどね。

そんな時、
ある事件に関わってしまいます。

いわゆる連続殺人事件ってヤツです。

その犯人の目的は定かではないですが、
子供が誘拐されている可能性が高い。

犯行現場に切り取られたばかりの子供の指が置かれているから。

一児の父親でもあるジョセフ・ソーン刑事は、
罪滅ぼしなのか、
その事件に異様な執着を見せます。

はたしてジョセフ・ソーン刑事は子供を助け出すことが出来るのか。

といった感じで、
実にサスペンス映画のような物語になっています。

しかし、
しっかりとパズルボックスは登場します。

もう途中から犯人は分かってしまうのですが、
最後まで楽しく見る事が出来ます。

現実と非現実が実にうまく展開され、
サスペンス的な要素も相まってよくできた話でした。

とは言え、
先にも書いたように今までの「ヘルレイザー」シリーズとは違うので、
今までのシリーズが好きな人には、
反発する人もいるかもしれませんね。

アチキ的には、
どちらの「ヘルレイザー」も面白くて好きです。

この後、
しばらく「ヘルレイザー」シリーズはこの路線を突き進みます。